英語を話せる人と話せない人の違い…

英語を話せる人と話せない人の違い？　端的に言うと、話せるようになるまで頑張り続けたかどうかだけ。それはつまり、誰にでも話せるようになるチャンスがあるってこと。

【解説】　英語を上手に話せる人には語学のセンスがある、語学センスがないから話せない、といったことをいう人がいます。確かに語学センスというものはあるでしょう。しかし、英語を話せる人のすべてが語学センスを持っているわけではありません。むしろ、持っていない普通の人が大半です。

では、話せる人はなぜ話せるのか？　それは英語を話せるようになるまで頑張ったからです。話せるレベルに到達するまで勉強を続けたから話せるようになったという、実に単純な話なのです。

英語に限らず語学というのは知識と経験の積み重ねです。知っている単語の量が増えれば増えるほど話せる内容が増えますし、リスニングの練習をすればするほど聞き取れるようになってきます。

そして語学力というのは右肩上がりの直線のように勉強した量に比例して伸びるものではありません。階段を横から見たように、伸びない時期がずっと続いて、その後に一気に伸びる。そしてそれからまたしばらく伸びない時期が続いて、その後にまた一段階伸びる。この繰り返しです。

いわば、バケツに水を入れ続け、満水になって水があふれ出るようなものなのですが、多くの人はバケツが一杯になるまで我慢できず、途中でギブアップしてしまいます。だから話せないのです。

それはつまり逆に言うと、満水になるまで辛抱して頑張って水を注ぎ続ければ必ず水があふれ出る時が来るということであり、誰でも辛抱して勉強を続ければ、いつか英語を話せる時が必ず来るということです。